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普通の毛が目立つドレッドには「ピンチロール」を!?

普通の毛が目立つドレッドには「ピンチロール」を!? pinchroll for dreadlocks

ドレッドヘアのあちこちから普通の髪の毛がとびだしてきた時、どうしていますか?カギ編み棒で編みこむのもひとつの手ですが、よりナチュラルなお手入れとして「ピンチロール」という方法があります。参考にどうぞ♪

 

【ピンチロールとは】

ピンチーロールpinch roll/rolling)とは、ドレッドヘアのお手入れのひとつです。「普通の毛が目立つようになったのでどうにかしたい」「ドレッドの形状を丸に近づけたい」といった場合に行います。また、コンゴ(※)の予防としても有効です。

以前このサイトでもご紹介したことがあるパームロールドレッドが平たくなるのですが?参照)の親戚みたいなものです。

 

↑こちらはパームロールの方です。

 

パームロールと比べると、ドレッドに毛が巻きつくかたちになるので、より普通の毛がドレッドに入りやすくなります。即効性がある方法ではありませんが、気長に続けると効果があります。

※ドレッドは何もせずにいると、互いにくっつきあって、より太い1本になろうとする性質があります。くっついてより太い1本になること・なったドレッド...のことを、コンゴと言います。

 

【手順】

1.片手の人差し指と中指の間にドレッドをはさむ(手の平を毛先がわ)

2.もう片方の手の人差し指と中指の間にドレッドをはさむ(両手のひとさしゆびと中指にドレッドを挟んで拝むような感じ)

3.毛先側の手を円を描くように動かし、根元側の手とこすりあわせつつ、毛先へと向かう

 

↑実際にピンチローリングしてくれてます。

 

【注意点】

・まわす方向は一定に
毎回違う方向にまわすと、せっかく巻きついた髪がほどけてしまいます。

・力を入れすぎないように
引っ張る力やネジる力が強すぎると、根元への負担が強くなり、抜け毛や切れ毛ができる可能性があります。

・ねじり過ぎて根元が痛くなるようだったらすぐにやめる

・どの指に挟むかは各自やりやすいように
人それぞれに指の形や力の入り方は違うものです。しっくりくる指ならどれでも大丈夫です。

・抜け毛が多いときは、念のためにやめておきましょう。

 

【ピンチロール改】

こちらは前述のピンチロールを元に、髪があまり強くない管理人が、自分に合わせてマイナーチェンジをを加えたものです。

パームロールもピンチロールも、引っ張りながら移動するので、根元にはそれなりの負担がかかります。

 

そこで、ストレスによる抜け毛を気にする管理人が(笑)、できるだけ根元への負担を減らしつつ、同じような効果を得ようとして考えました。もちろん、自分で愛用している方法です。

管理人のように(笑)、もとから髪の毛が濃くなかったり、あまり強い髪質じゃない人にもオススメです。

 

【手順】

1.片手の親指と人差し指の間でドレッドをはさむ(手の平は毛先側へむける)※ドレッドを強く引っ張らないように注意

ドレッドへのピンチロール1

2.もう一方の手の人差し指と中指の間でドレッドをはさむ

ドレッドヘのピンチロール2

3.根元側の手でしっかりとドレッドを固定しつつ、毛先側の手を円を描くように動かし、手の平を摩擦させるようにして数回こすりあわせる。

ドレッドヘアへのピンチロール3

4.一旦ストップし、手の形は維持しつつ指の力を抜いて、毛先のほうへ向かって少し移動

ドレッドヘアのピンチローリング4
一旦ストップするのがポイント

5.3・4を毛先まで繰り返す

ドレッドに普通の毛を巻きつけるというよりも、両手のあいだでクシャクシャにする感じで行うのがコツです。

 

{ピンチロール改のメリット}

通常のピンチロールでは、引っ張る力とねじる力が同時に加わるため、根元にそれなりの負担がかかります。しかしピンチロール改なら、固定&ロールの繰り返しのため、直接ひっぱる力が軽減されます。また、力を抜いた時に若干ねじった分が戻るので、ねじれのテンションも抑えられます。

 

【注意点】

・動作のひとつひとつをしっかりと
固定→ロール→ストップ→力を抜く→移動、の動作をきちんと行うことにより、根元への負担が減らされます。通常のピンチロールやパームロールのように、引っ張って移動しながらロール...にならないように注意しましょう。

・まわす方向は一定に
毎回ちがう方向にまわしてしまうと、せっかくまきついた髪がほどけてしまいます。

・力を入れすぎないように
根元への負担が軽減されるとはいえ、あまり強く行うと負担は増します。注意しましょう。

・根元が痛くなったり、つっぱる感じが気になったら、すぐに中止しましょう。

・どの指にはさむかは、やりやすいように変更可能
手順の1.で、挟む指を変えているのは、管理人がしっかりとドレッドを固定しやすいからです。指の形や力は人それぞれなので、自分のやりやすい指で行いましょう。

・抜け毛が多い時は、やめておきましょう。

抜け毛が多い時は、可能な限り髪と頭皮に負担をかけないことが重要です。

 

【終わりに】

ドレッドに普通の毛が目立つとき、形をととのえたい時、ピンチロール/ピンチロール改は手軽で役立つお手入れです。

管理人も何本かのドレッドにやってみましたが、平たかったのが丸に近くなったし、根元が細くなりかけていたものも、周りの毛を絡ませられたため、改善されました。

普通の毛に対して「この毛はこっちのドレッドに絡んでほしいんだけどな...」という時にも、ある程度の効果が望めると思います。

短期間では効果を発揮しませんが、選択肢のひとつとしては覚えておいて損はないハズです。

パームロールなどとあわせて、好きな手入れを選び、自分にピッタリのケアをしましょう。

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