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ドレッドヘアは自然に脱色する!?

ドレッドヘアは自然に脱色する? dreadlocks lightning

ドレッドヘアを何年も続けていると、ブリーチやカラーリングをしたわけでもないのに、茶色っぽくなることがあります。これはどうして起こるのでしょうか?

 

【ドレッドは色が抜ける?】

ドレッドは、時間の経過とともに徐々に自然脱色し、色が明るくなることがあります(←度合いは元の髪色や生活環境によって個人差がありますが...)。特に毛先のほうが明るい色になりがちです。管理人のドレッドも、続けていくにしたがって、毛先に向かってだんだん茶色っぽくなってきています。

 

【自然に脱色するワケ】

ドレッドが自然に脱色する理由 why dreadlocks bleach naturally

普通の髪型でも、自然に脱色することはあります。しかし、ドレッドは、脱色がより顕著です。その理由は次のとおり。

 

{紫外線のあたり具合}

髪は、日光に含まれる紫外線によってメラニンが分解されると、色が薄くなります。これは、ドレッドでも普通の髪型でも同じです。では、なぜドレッドの方が明るくなりやすいのでしょう?

普通の髪型の場合、髪の毛の1本1本がバラバラに動くため、日光が当たる髪もバラバラです。

一方ドレッドの場合、髪が一定の束状になっているため、全ての髪がバラバラに動く...ということはありません。そのため、ドレッドの表面にでいる特定の髪にだけ集中して日光が当たります。

つまり、同じ髪により多くの日光=紫外線があたるので、その場所の脱色がより強く進む...というワケです。

 

{古い毛が残りやすい}

普通の髪型の場合、抜けた髪の毛は下に落ちます。頭には残りません。当然ですが、抜けた毛が日光に当たり続けることはありません。

しかしドレッドの場合は、髪が複雑に絡み合い収縮して出来ているため、抜けた髪の毛は下に落ちず、ドレッド内に留まり続ける傾向があります。

そのため、抜けてしまった古い毛も継続して日光に当たることになり、脱色が進みます。要は、普通の髪型と比べて、脱色した髪が多く長時間のこりつづける...というワケです。

毛先の方が茶色くなりがちなのは、それだけ長い時間、紫外線にあたっているからです。

 

【終わりに】

人それぞれの髪質や生活環境などによって度合いに差はあるものの、ドレッドは何年も経つうちに日に焼けることによって、自然に脱色することがあります。

この自然な色の変化は、「本皮の財布なんかが、時間の経過と共に味わい深く変色していくのみたいで良いな...」と、管理人は思います。

実際、美容院によっては、新しいドレッドにカラーリングして、自然に脱色した雰囲気の色を再現するところもあるようです。

続けることで体験できる楽しみがあるというのも、ドレッドの長所ではないでしょうか?

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