(最終更新日:2020年11月29日)
ドレッドヘアのお手入れにはいろんな種類があります。今回はそのひとつである「インターロッキング」についてです。必須のお手入れではありませんが、知識として知っておくのも面白いので、参考にどうぞ♪
【インターロッキングって?】
インターロッキング(Interlocking)とは、ドレッドの根元がルーズになったり、隙間ができた時に行うメンテナンスで、ラッチフックを使います。根元をタイトにしたり、隙間を埋めることができます。
主に、髪質がアフロか強い天然パーマの人が行います。ストレートの人が行うこともありますが、アフロと比べるとより長い時間を必要とします。
【やり方】
まず、手芸などで使うラッチフックを用意します。エクステなどに使う髪の毛用のものもありますが、それじゃなきゃダメというワケじゃないので、好みに応じて選んでください。
- 任意のドレッドを選び、根元にラッチフックを通します。
- ドレッドの先端をラッチフックで挟みます。
- 根元からラッチフックを引き抜き、ドレッドを根元に通します。
- ドレッドからラッチフックを外します。
以上を数回くりかえして、根元を引き締めていきます。
注意点としては、フックを通す方向は毎回変えること。例えば、最初が右から左だったら、次は下から上...といった感じです。これを間違えると、根元に穴が開いたような状態になってしまう場合があります。
また、あまり頻繁に行うと、根元を引っ張りすぎて、髪と頭皮に負担がかかり、抜け毛・切れ毛を引き起こすことがあります。
↑インターロッキングのデモンストレーション動画(4:12くらいまで。後は違う説明です)。
【メリット】
- 根元を引き締めたり、隙間をうめたりして、すっきりさせることができます。
- 即効性があります。
【デメリット】
- ストレートヘアの場合はより長い時間がかかります。
- 根元を引っ張ることになるため、髪と頭皮に負担がかかりやすく、抜け毛や切れ毛の原因になることもあります。
- インターロッキングした部分だけが不自然に髪が密集した状態になり、石鹸カスなどがたまりやすくなる場合もあります。
【最後に】
インターロッキングは、即効性のある根元のお手入れ法のひとつです。ただし、結局のところドレッドがきちんと成熟するには半年~2年ほどかかる...という点は変わりません。
また、アフロヘアと比べてストレートヘアの場合は効果も弱くなります。
やってみようという場合は、そのあたりも考慮に入れつつ、試すようにしましょう。
ちなみに、フリーフォームでドレッドを作っている場合は、行いません。フリーフォームでは、根元をルーズで自然な状態のままにしておくことで、ドレッドが形成されるからです。