(最終更新日:2020年11月29日)
ドレッドを作ってから形が落ち着くまでの期間、型崩れを防ぐために、根元や先端にゴムをつける人もいます(※)。これは正しいことなのでしょうか?それとも間違っているのでしょうか?
「試してみたいけど迷ってて..」という方は、参考にしてみてください。
※必須テクニックではありません。また、ドレッドの作り方「フリーフォームメソッド」で自作する場合は、可能な限り自然な状態にしておくため、行いません。
【検証】
作ってから日が浅いドレッドの根元や先端にゴムを着けることについては、いろんな人がそれぞれに経験や意見を出しており、賛否両論というのが実情です。どんな意見があるか、主なものをまとめてみました。
【賛成意見】
- ドレッドの形が崩れるのを防ぐことができる
- 根元どうしがくっついてしまうのを防ぐことができる
- 根元から伸びたノーマルヘアがドレッドになりやすくなる
【反対意見】
- ゴムによって根元を不自然に摩擦するので、髪が切れたり抜けたりする可能性がある
- ゴムのとこだけ髪の動きが制限されることにより、成熟が妨げられ、部分的に強度が低くなる
- ドライヤーなどで熱を加えるうちに、ゴムが溶けてしまう恐れがある
- 時間の経過と共に、はみ出した普通の毛がゴムの上にかぶさり、そのまま絡まってゴムが取れなくなることがある
【結論は?】
結論としては、正しく使えばある程度の効果は望めるものの間違った使い方をすると、反対意見のような事態がおこりうる...ということのようです。
※あくまでも管理人の個人的な意見ですが、賛成意見のひとつ「根元から伸びた毛がドレッドになりやすくなる」は、どうかな?と思います。根元をゴムでしばる分、髪の動きが制限されて、髪どうしが絡む機会が少なくなるのでは...と思うからです。
ということで、ゴムを使用する場合は以下に注意しましょう。
- 根元に着けるときは、頭皮ギリギリに着けず、少し余裕をもたせる
- きつく巻かない(先端は多少キツくてもOK)
- ドライヤーを使う時は近づけすぎないようにし、温度もあまり高くしないように注意する
- 熱に弱そうな安物のゴムは使わない
- ゴム周辺に髪がかぶさったり絡まってないかマメにチェックをし、気になったらすぐに着けなおすか、外してしまう
- 着けるのはドレッドヘア作成後1~2ヶ月間くらいまでにしておく
【最後に】
作ってからあまり日にちがたっていないドレッドの根元や先端にゴムを着けると、ドレッドが解けたり、根元どうしがくっつくのを、ある程度は防ぐことが出来ます。
しかし、間違った方法で着けるとドレッドにダメージを与えてしまう可能性があるため、利用するときは注意が必要です。
ちなみに、フリーフォームでドレッドを作る場合は、自然の力を利用し、人為的な力を出来るだけ加えないようにするので、基本的にはこの方法を使いません。