<最終更新日:2022年8月14日>
ドレッドの形状が平たくなるのは、よくあることです。次第に丸くなっていく場合と、平たいままの場合があります。以下で原因を見ていきましょう。
【平たいドレッドヘアが出来る原因】
・成長過程にあるため
ドレッドは時間の経過と共に、収縮と変形を繰り返して密度を増し、硬く成熟してきます。成熟していないドレッドは柔らかいため、眠っているときに頭の下敷きになったり、帽子やヘルメットで重みがかかったりすると、平らになることがあります。
この場合は、ほうっておけばドレッドの全ての面が成熟して硬くなり、時間が経つにつれて丸くなっていきます。
また、平たいドレッド数本がコンゴ(※)して太さと厚みを増し、丸に近くなる場合もあります。
※ドレッドヘアは放っておくと、互いにくっつき合おうする性質があります。2本以上のドレッドがくっつき、より太い1本になった状態をコンゴと言います。これを避けたい場合は、くっつき始めたころにセパレートします。
・自然に成熟した結果
基本的に自然なドレッドは、髪質・毛髪量・生活環境などによって、それぞれ違った形状に成長・成熟します。そのため、重みがかからずとも平らなのが自然な形状である場合は、ずっとそのままです。
特にフリーフォームでドレッドを自作した場合は、しばしば見られます。「絶対に丸くしたい!」という場合は、他のメソッドでドレッドを自作するか、美容院に任せた方が無難でしょう。
【出来るだけ平らにしたくない場合は?】
・生乾きで眠らない
洗髪後によく乾かしきらず、生乾きの状態で眠ってしまうと、頭の下になっているドレッドに重みがかかり、平べったく変形しやすくなります。
・パームロールする
洗髪後に頭を拭く時や、拭いた直後のまだ水気がある内にパームロールをします。とても高い効果があるというワケではありませんが、ドレッドが湿って柔らかくなっている内に丸い形状に近づけ、そのまま乾かすことにより、形状をキープする助けになります。
※細く平たいドレッド同士がコンゴして厚みをもったものをパームロールすると、より丸に近づく...というケースもあります。ただし、単に横広くなってしまう場合もあるので、コンゴさせるかどうかは各ドレッドの様子を見て判断しましょう。
【パームロールのやり方】
1.両手の平でドレッドを挟みます(←根元に近すぎると頭皮や髪の毛に負担をかけてしまうので注意)。
2.こすりあわせながら毛先まで進みます。
↑パームロールを実際にやってくれています。
【平たいドレッドも個性の内】
平たいドレッドが好きか嫌いかは、それぞれの好みの問題です。フリーフォームドレッド愛好者は、自然に出来上がった形状を楽しむ傾向にあります。平たかったりウェーブがかったりしたドレッドなども、「自分だけの個性が際立ったナチュラルでワイルドなスタイル」として、たくさんの人が楽しんでいます。